スマホで宇宙人探し -SETI,BOINC

アンダーソン氏は、このコンピューターネットワークに全盛期の勢いを取り戻すため、現在新たな計画を考えている。この計画ではパソコンの代わりにAndroid端末の力を借りるのだ。

この6か月、アンダーソン氏のチームはスマートフォンやタブレットでも稼働するBOINCソフトウェアの開発を進めてきた。これらのモバイル端末には、バークレーの巨大な分散システムを稼動させるのに十分な性能をもつCPUとグラフィックチップが搭載されている。アンダーソン氏らは、プロトタイプ版を利用したユーザーの要望を取り入れ、端末の温度が高くなり過ぎたときに自動的に接続を切るプログラムも開発した。また、専用のグラフィカルユーザーインターフェイスも整えた。

このプロジェクトでは、世界中にいる数多くのAndroidユーザーに協力を求めることになるが、彼らにインストールしてもらうソフトウェアは、端末が充電中でWi-Fiにつながっているときにだけデータ処理を行うようになっているので、ユーザーはバッテリーへの負荷や通信料を心配する必要はあまりない。

アンダーソン氏らは、今後数か月以内にBOINCアプリを提供する予定だ。ユーザーから提供された計算リソースは、パルサーやブラックホール、重力波などの発見を目指す「Einstein@Home」プロジェクトのデータ分析に役立てられるほか、IBMの「ワールドコミュニティグリッド」(グリッド・コンピューティングを構築する世界最大規模のプロジェクト)などにも利用される予定だという。

 

 

SETI@home開発者の新たな挑戦:今度はAndroid端末で « WIRED.jp

http://wired.jp/2013/03/31/android-boinc/
より

 

スマホでもBOINCをというのは予てから某所で冗談交じりに言っていたものですが、本気で始まりそうですね。

ネットブックでも計算できるくらいですし、今のスマホならSETIやWCGあたりなら宿題をこなせるんでしょうね。面白い試みです。

 

 

 

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